亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

8.後処理を表す記号



自己触媒型の無電解めっき(無電解メッキ)を含む電気メッキの記号による表示方法について規定している、『JIS H 0404 電気めっきの記号による表示方法』においては、記号について、”後処理を表す記号”に関して、以下のように規定されています。

【後処理を表す記号について】

(以下、引用)


(7)【後処理を表す記号】

後処理を表す記号は、表2 のとおりとする。
2種類以上の後処理を行う場合には、処理操作の順又は素地に近い順に左から右に各記号をコンマで区切って示す。
なお、処理条件を示す場合及び 表2 以外の特殊な後処理を示す場合には、*4印を付け、注として付記する。

表2 後処理を表す記号

(後処理) ⇒ (記号)
・水素除去のベーキング ⇒ HB
・拡散熱処理 ⇒ DH
・光沢クロメート処理 ⇒ CM1
・有色クロメート処理 ⇒ CM2
・塗装 ⇒ PA
・着色 ⇒ CL
・変色防止処理 ⇒ AT


例: Fe*1/Zn10/HB,CM1,PA*4

注*1
メッキに先立ち素地鉄鋼はHAR(応力除去焼なまし)を施すこと。

注*4
透明ウレタン塗装仕上げを施すこと。

(鉄鋼素地、熱処理、亜鉛メッキ10μm以上、ベーキング、光沢クロメート処理、塗装)