亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

6.めっき(メッキ)厚さ及び厚さによる等級を表す記号



自己触媒型の無電解めっき(無電解メッキ)を含む電気メッキの記号による表示方法について規定している、『JIS H 0404 電気めっきの記号による表示方法』においては、記号について、”めっき(メッキ)厚さを表す記号”と”めっき(メッキ)の厚さによる等級を表す記号”に関して、以下のように規定されています。

【めっき(メッキ)厚さ及び厚さによる等級を表す記号について】

(以下、引用)


(4)【めっき厚さを表す記号】

めっき厚さ(メッキ厚さ)は、有効面での最小厚さをμm単位で示した数字とする。

例: Cu10,Ni15d,Cr0.1mp
(銅めっき10μm以上、二層ニッケルめっき15μm以上、マイクロポーラスクロムめっき0.1μm以上)


(5)【めっきの厚さによる等級を表す記号】

めっき(メッキ)の規格で、めっき厚さ(メッキ厚さ)による等級分けを行っている場合には、等級分けによってめっき記号(メッキ記号)及び厚さを示す。

例:鉄鋼素地上のニッケルめっき(ニッケルメッキ)の場合

等級:1級
記号:Ep-Fe/Ni[1]/
Ni又はCu+Niの厚さ(μm):3以上

等級:2級
記号:Ep-Fe/Ni[2]/
Ni又はCu+Niの厚さ(μm):5以上

等級:3級
記号:Ep-Fe/Ni[3]/
Ni又はCu+Niの厚さ(μm):10以上