亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

2.用語の意味



自己触媒型の無電解めっき(無電解メッキ)を含む電気メッキの記号による表示方法について規定している、『JIS H 0404 電気めっきの記号による表示方法』においては、この規格で用いられる”用語の意味”に関して、以下のように規定されています。

【用語の意味について】

(以下、引用)


【用語の意味】
この規格で用いる主な用語の意味は、JIS H 0400(電気めっき及び関連処理用語)によるほかは、次による。

(1)メッキの種類
メッキに用いる金属及び合金の種類によって分類されるめっき。
例:
銅めっき(銅メッキ)、ニッケルめっき(ニッケルメッキ)、クロムめっき(クロムメッキ)。

(2)メッキの構成
多層メッキを組み立てている一連のメッキの種類の順序。
例:
鉄鋼素地又は亜鉛合金素地上の銅・ニッケル・クロム系めっき。

(3)メッキのタイプ
同一種類のメッキにおいて、性質、形態、方法などを異にするメッキ。
例1:
ニッケルメッキにおいて、光沢剤を添加した浴から析出された硫黄を含む光沢ニッケルめっき。
例2:
平滑剤を添加した浴から析出された硫黄を含まない半光沢ニッケルメッキ。

(4)後処理
メッキに続いて行われる処理。特にこの規格で規定する後処理とは、メッキに直接関係する処理に限定する。
例:
水素ぜい性除去のベーキング、亜鉛メッキ後のクロメート処理、染色、透明塗装仕上げ。

(5)使用環境
装飾・防食などのメッキにおいて、メッキを施した製品が使用される環境で、直接又は間接にその製品に影響を及ぼす周囲の雰囲気。
例:
腐食性の強い屋外雰囲気、通常の屋内雰囲気。