しみ出し/焦げ/ひび割れ
電気めっき及び関連処理用語において、”h) 試験及び検査”に分類されている用語のうち、『しみ出し』、『焦げ』、『ひび割れ』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”h) 試験及び検査”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『しみ出し』、『焦げ』、『ひび割れ』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 h) 試験及び検査 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査
番号: 8010
用語: しみ出し
定義:
めっき又はめっき後の仕上げた表面上に斑点(はん点)や汚点が、時間が経過してから遅れて出現する現象。
対応英語(参考):
spotting out
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査
番号: 8011
用語: 焦げ
定義:
粗いめっきで、主に過大な電流密度(※1)の場合に生じる表面の変質。
やけともいう。
対応英語(参考):
burnt deposit
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査
番号: 8012
用語: ひび割れ
定義:
腐食試験において、自然に発生した細かい網状模様の割れ。
対応英語(参考):
crazing
(※1)
電流密度とは、電極(陽極又は陰極を表す用語)の単位面積当たりの電流の大きさのことです。