こぶ状生成物/ピット/ピンホール
電気めっき及び関連処理用語において、”h) 試験及び検査”に分類されている用語のうち、『こぶ状生成物』、『ピット』、『ピンホール』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”h) 試験及び検査”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『こぶ状生成物』、『ピット』、『ピンホール』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 h) 試験及び検査 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査
番号: 8016
用語: こぶ状生成物
定義:
被めっき物に生じる丸みをおびた突起物
対応英語(参考):
nodule
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査
番号: 8017
用語: ピット
定義:
めっき面に生成される巨視的な穴。
対応英語(参考):
pit
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査
番号: 8018
用語: ピンホール
定義:
素地(※1)又は下地(※2)層まで達するめっきの細孔。
対応英語(参考):
pore,
pinhole
(※1)
素地とは、皮膜が析出又は形成される材料のことです。
(※2)
下地とは、直接めっきされる素地のことです。
単めっきの場合は、下地には素地と同義語になります。
多層めっきの場合は、中間皮膜を下地と呼びます。