ショットピーニング/仕上げ/光沢仕上げ
電気めっき及び関連処理用語において、”f) 関連表面処理”に分類されている用語のうち、『ショットピーニング』、『仕上げ』、『光沢仕上げ』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”f) 関連表面処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『ショットピーニング』、『仕上げ』、『光沢仕上げ』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 f) 関連表面処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > f) 関連表面処理
番号: 6034
用語: ショットピーニング(※1)
定義:
球状微物(ショット)を鋼材の表面に噴射し、表面層に残留圧縮応力を生じさせ、かつ、加工硬化させながらある程度の仕上げ度を保持させる方法。
対応英語(参考):
shot peening
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > f) 関連表面処理
番号: 6035
用語: 仕上げ
定義:
a)皮膜又は素地金属の外観
b)この外観を得るための処理法。
対応英語(参考):
finish
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > f) 関連表面処理
番号: 6036
用語: 光沢仕上げ
定義:
高い反射率をもった均一で方向性のない平滑な表面仕上げ。
対応英語(参考):
bright finish
(※1)
ショットピーニングに関しては、以下のJIS規格があります。
JISB2711
ショットピーニング
この規格では、機械要素などの表面に主として圧縮残留応力を与え、疲労、応力腐食割れなどに対する抵抗力の向上を図ることを目的として行うショットピーニングについて規定されています。