レジスト/電解加工/ケミカルミリング
電気めっき及び関連処理用語において、”f) 関連表面処理”に分類されている用語のうち、『レジスト』、『電解加工』、『ケミカルミリング』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”f) 関連表面処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『レジスト』、『電解加工』、『ケミカルミリング』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 f) 関連表面処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > f) 関連表面処理
番号: 6023
用語: レジスト
定義:
化学又は電気化学反応を防ぐため、品物、電極などの表面の一部を被覆する物質。
対応英語(参考):
resist
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > f) 関連表面処理
番号: 6024
用語: 電解加工
定義:
希望どおり金属を加工するため、電流を集中できるような形をした道具及び(カソード)品物のすき間に電解液(※1)を入れ、直流によって品物を加工する方法。
対応英語(参考):
electrochemical machining (ECM),
electrochemical milling
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > f) 関連表面処理
番号: 6025
用語: ケミカルミリング
定義:
酸又はアルカリ溶液の金属溶解能を利用して金属の成形加工を行う方法。
対応英語(参考):
chemical milling,
chemical
(※1)
電解液とは、電解質溶液ともいい、電解質(水などの溶媒に溶けてイオン化し、その溶液が電気伝導性をもち、電流を流すと電気分解現象を起こす物質)を水などの溶媒に溶かした溶液のことです。