表面干渉じま/表面の色のばらつき
電気めっき及び関連処理用語において、”e) 後処理”に分類されている用語のうち、『表面干渉じま』、『表面の色のばらつき』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”e) 後処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『表面干渉じま』、『表面の色のばらつき』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 e) 後処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > e) 後処理
番号: 5012
用語: 表面干渉じま
定義:
比較的薄いクロメート皮膜の場合、メッキ上に残留した薄い透明皮膜の表面に光が当たったとき、皮膜の表面及びめっき表面までの反射光が互いに干渉して生じたにじ(虹)色のしま模様。
対応英語(参考):
interference fringe of surface
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > e) 後処理
番号: 5013
用語: 表面の色のばらつき
定義:
クロメート処理(※1)の浴組成、操作条件などによって変わる皮膜組成の変化によって生じる有色クロメート皮膜(※2)の色調のばらつき。
対応英語(参考):
irregular colour
(※1)
クロメート処理とは、クロム酸又は重クロム酸塩を主成分とする溶液中に品物を浸せきし、化学的に防せい皮膜を生成させる方法のことです。
(※2)
有色クロメート皮膜とは、防食を目的とする有色(淡黄色、黄色などの干渉色)のクロメート皮膜のことです。