亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

二層ニッケルめっき法/肉盛りめっき法/下地めっき



電気めっき及び関連処理用語において、”d) めっき処理”に分類されている用語のうち、『二層ニッケルめっき法』、『肉盛りめっき法』、『下地めっき』のJIS規格における定義その他について。

亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”d) めっき処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『二層ニッケルめっき法』、『肉盛りめっき法』、『下地めっき』などの用語が定義されています。

電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 d) めっき処理 】


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理

番号: 4035

用語: 二層ニッケルめっき法

定義:
第1層に硫黄を含まない無光沢又は半光沢のニッケルメッキ
(※1)を施し、その上に硫黄を含む光沢ニッケルメッキを施す方法。

対応英語(参考):
duplex nickel plating


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理

番号: 4036

用語: 肉盛りめっき法

定義:
寸法不足を補うことを目的として施すめっき方法。

対応英語(参考):
salvage plating,
electro sizing


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理

番号: 4037

用語: 下地めっき

定義:
多層めっき
(※2)の下地となるメッキ皮膜。

対応英語(参考):
undercoat


(※1)
ニッケルめっき(ニッケルメッキ)とは、ニッケルイオンを含む電解質(水などの溶媒に溶けてイオン化し、その溶液が電気伝導性をもち、電流を流すと電気分解現象を起こす物質)に直流又はパルス電流を流して、陰極上に金属ニッケルを析出させるメッキ処理のことです。

(※2)
多層めっき(多層メッキ)とは、2層又はそれ以上の金属を析出した電気めっきのことです。