亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

マイクロポーラスクロムめっき/マイクロクラッククロムめっき



電気めっき及び関連処理用語において、”d) めっき処理”に分類されている用語のうち、『マイクロポーラスクロムめっき』、『マイクロクラッククロムめっき』のJIS規格における定義その他について。

亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”d) めっき処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『マイクロポーラスクロムめっき』、『マイクロクラッククロムめっき』などの用語が定義されています。

電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 d) めっき処理 】


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理

番号: 4020

用語: マイクロポーラスクロムめっき

定義:
微細な穴が均一に分布したクロムメッキ。

対応英語(参考):
microporous chromium plating


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理

番号: 4021

用語: マイクロクラッククロムめっき(※1)

定義:
微細な割れが均一に分布されるように施すクロムめっき。

対応英語(参考):
microcracked chromium plating


(※1)
JIS H 8615(工業用クロムめっき)では、マイクロクラッククロムめっきについては以下のように規定があります。

【マイクロポーラスクロムめっき(マイクロポーラスクロムメッキ)】
マイクロポーラスクロムメッキは、有効面全面において、どの方向に対しても1cm当たり250以上の不可視的な割れが存在するマイクロクラック模様を作ったメッキである。
また、マイクロポーラスクロムメッキは、1cm当たり250以下のクラックをもつ。
クラッククロムメッキの硬さは、一般に普通クロムメッキの硬さと同じであり、その構造上、油の保持が容易である。
マイクロクラックは、下地にニッケルメッキを施した場合には、マイクロクラッククロムめっきより防食性が高い。