すずめっき/すず合金めっき
電気めっき及び関連処理用語において、”d) めっき処理”に分類されている用語のうち、『すずめっき(すずメッキ)』、『すず合金めっき(すず合金メッキ)』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”d) めっき処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『すずめっき(すずメッキ)』、『すず合金めっき(すず合金メッキ)』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 d) めっき処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理
番号: 4013
用語: すずめっき(※1)
定義:
すずイオンやすず錯イオンを含む電解質に直流又はパルス電流を流して、陰極上に金属すずを析出させる処理。
対応英語(参考):
tin plating
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理
番号: 4014
用語: すず合金めっき
定義:
すずめっき液に、他の金属イオン又は錯イオンを添加して通電し、陰極上にすずと添加金属を析出させる処理。
対応英語(参考):
tin alloy plating
(※1)
すずめっき(すずメッキ)に関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS C 2507
電機バインド用すずめっき非磁鋼線
JIS C 3151
すずめっき硬銅線
JIS C 3152
すずめっき軟銅線
JIS H 8619
電気すずめっき
JIS H 8619(電気すずめっき)では、電気部品などのはんだぬれ性、防食性などの向上の目的で金属素地上に行った有効面の電気すずめっき(電気すずメッキ)について規定されています。
ここで言う電気すずメッキには、電気メッキされた光沢又は無光沢若しくは電気めっき後に溶融処理によって溶融光沢化されたメッキを含みます。
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