機能めっき/複合めっき/合金めっき
電気めっき及び関連処理用語において、”d) めっき処理”に分類されている用語のうち、『機能めっき』、『複合めっき』、『合金めっき』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”d) めっき処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『機能めっき』、『複合めっき』、『合金めっき』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 d) めっき処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理
番号: 4004
用語: 機能めっき
定義:
めっき皮膜そのものの特性を利用するために行うめっき。
対応英語(参考):
plating for functional use
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理
番号: 4005
用語: 複合めっき
定義:
繊維状、粒子状などの分散相をもつ複合材料の電気めっき。
対応英語(参考):
composite coatings,
composite plating
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > d) めっき処理
番号: 4006
用語: 合金めっき(※1)
定義:
2種類又はそれ以上の金属及び金属と非金属の合金の電気めっき。
対応英語(参考):
alloy platings,
electroplated coatings of alloy
(※1)
JIS規格で規定されている合金メッキには、主に以下などがあります。
JIS G 3317
溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3318
塗装溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3321
溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3322
塗装溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
JIS H 8620
工業用金及び金合金めっき
JIS H 8622
装飾用金及び金合金めっき
JIS H 8624
電気すず−鉛合金めっき
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