補助陰極,かぶり止め/極棒/ブスバ
電気めっき及び関連処理用語において、”b) 処理剤及び設備器具”に分類されている用語のうち、『補助陰極,かぶり止め』、『極棒』、『ブスバ』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”b) 処理剤及び設備器具”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『補助陰極,かぶり止め』、『極棒』、『ブスバ』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 b) 処理剤及び設備器具 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > b) 処理剤及び設備器具
番号: 2016
用語: 補助陰極,かぶり止め
定義:
陰極の電流密度を改善するために配置する補助の陰極。
参考:
電流の集中しやすい箇所に品物とは別の陰極を配置し、めっき厚さを均一にしたり、めっき皮膜の焼けを防止することを目的とする。
対応英語(参考):
auxiliary cathode,
robber,
thief,
supplementary cathode
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > b) 処理剤及び設備器具
番号: 2017
用語: 極棒
定義:
電解槽に固定された導電部で、ブスバから陽極、陰極に電流を導く金属製の棒。
対応英語(参考):
bar(anode or cathode),
rod
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > b) 処理剤及び設備器具
番号: 2018
用語: ブスバ(※1)
定義:
電源から陽極及び陰極の棒に電流を伝えるための堅い導体。
対応英語(参考):
busbar
(※1)
ブスバについては、銅を展伸加工した、銅ブスバーについて、以下のJIS規格があります。
JIS H 3140
銅ブスバー