亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

不溶性アノード/補助極/補助陽極



電気めっき及び関連処理用語において、”b) 処理剤及び設備器具”に分類されている用語のうち、『不溶性アノード』、『補助極』、『補助陽極』のJIS規格における定義その他について。

亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”b) 処理剤及び設備器具”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『不溶性アノード』、『補助極』、『補助陽極』などの用語が定義されています。

電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 b) 処理剤及び設備器具 】


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > b) 処理剤及び設備器具

番号: 2013

用語: 不溶性アノード

定義:
電解中、電解液に金属イオンを出さない陽極。

対応英語(参考):
inert anode,
insoluble anode


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > b) 処理剤及び設備器具

番号: 2014

用語: 補助極

定義:
均一電着性若しくは被覆力を改善するために用いる補助の陰極又は陽極。

対応英語(参考):


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > b) 処理剤及び設備器具

番号: 2015

用語: 補助陽極

定義:
最低電流密度
(※1)分布に配置して、陰極の電流密度分布を改善する補助の陽極。

対応英語(参考):
auxiliary anode


(※1)
電流密度とは、電極(陽極又は陰極を表す用語)の単位面積当たりの電流の大きさのことです。