電着/電析結晶/電気めっき法/貴金属
電気めっき及び関連処理用語において、”a) 一般”に分類されている用語のうち、『電着』、『電析結晶』、『電気めっき法』、『貴金属』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”a) 一般”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『電着』、『電析結晶』、『電気めっき法』、『貴金属』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 a) 一般 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般
番号: 1009
用語: 電着
定義:
電気分解によって、電極表面に物質が付着して生成すること。
対応英語(参考):
electrodeposition
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般
番号: 1010
用語: 電析結晶
定義:
電解析出(※1)のうち、電極表面に金属又は金属酸化物結晶が生成すること。
対応英語(参考):
electrocrystallization
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般
番号: 1011
用語: 電気めっき法
定義:
金属又は非金属表面に金属を電気化学的に析出(電着)させる方法。
対応英語(参考):
electroplated coating,
electroplating
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般
番号: 1012
用語: 貴金属
定義:
標準水素電極と比較して、高い正極電位をもつ金属。
参考:
イオン化しにくく、そのため容易に溶解しない方が貴となる。
例えば、銅は亜鉛より、そして金は銅又は亜鉛より貴となる。
対応英語(参考):
noble metal
(※1)
電解析出とは、単に電析ともいい、電気分解によって、電極表面に物質が生成することです。
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