亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

溶融めっき法/金属被覆/電気分解,電解/電解析出,電析



電気めっき及び関連処理用語において、”a) 一般”に分類されている用語のうち、『溶融めっき法』、『金属被覆』、『電気分解,電解』、『電解析出,電析』のJIS規格における定義その他について。

亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”a) 一般”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『溶融めっき法』、『金属被覆』、『電気分解,電解』、『電解析出,電析』などの用語が定義されています。

電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 a) 一般 】


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般

番号: 1005

用語: 溶融めっき法

定義:
めっきしようとする物を溶融金属中に浸せきして、表面に金属皮膜を形成する方法。

対応英語(参考):
hot dip metal coating,
hot dipping


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般

番号: 1006

用語: 金属被覆

定義:
あらゆる方法で得られるすべての金属被覆を意味する一般的用語。

対応英語(参考):
metal coating,
metallic coating


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般

番号: 1007

用語: 電気分解,電解

定義:
一対の電極を電解質
(※1)溶液などのイオン伝導体に挿入し、外部電源から電流を流して化学変化を起こさせる操作。

対応英語(参考):
electrolysis


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > a) 一般

番号: 1008

用語: 電解析出,電析

定義:
電気分解によって、電極表面に物質が生成すること。
参考:
水素ガスの発生、金属の析出及び高分子膜の析出などがある。

対応英語(参考):
electrolytic deposition,
electrodeposition


(※1)
電解質とは、水などの溶媒に溶けてイオン化し、その溶液が電気伝導性をもち、電流を流すと電気分解現象を起こす物質のことです。